SSブログ

可解群ふたたび [数学]

  以前にも可解群の記事はあったと思いますが、別の見方を載せます。

群Gの交換子群D(G)をD(G)=「交換子aba-1b-1で
生成される群」と定義する。Gが可換群なら
   ab=ba よりaba-1b-1=e となるのでD(G)={e}

となる。交換子群はGの可換性を測るものとなる。

交換子群の交換子群を、

D2(G)=「aba-1b-1 |a,b ∈D(G)」で生成される
群とする。
Dn(G)を帰納的に定義する。
  ある自然数nが存在して、Dn(G)={e}
となるとき、Gを可解群という。

このへん分かりにくいですね。

ここで定理です。
  D(G)はGの正規部分群であり、G/D(G)
  は可換群である。

この証明は次回に書きます。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

前回の証明続交換子群 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。