SSブログ

閑話休題 [数学]

集積回路などのチップを作る時、回路のスケールが大きくなると、チップの中の素子数が膨大になります。現在では、1~2センチ角に100万以上の素子が格納されています。このような、膨大な数の場合、各素子が正しく動作するのか確かめるのは容易ではありません。論理設計の段階でまちがえることもあり、実際の製造時に配線不良になる可能性もあります。どちらの場合も、確実にスクリーニングすることはできません。たとえば、論理設計で一つのゲートの配線を間違えると、全体の動作に何らかの影響を与えるかもしれません。
素子の数が、数百万以上になると、テスターで完全に調べることもできなくなる恐れがある。これをビッグデータ問題?のようにいいます。集積回路は、信頼性がありますが、もしすこしでも設計ミスがあれば、非常に危険なのです。
ソフトについても、同様です。大きなOSになると、どこかにバグがあるかもしれない。それれを完全にスクリーニングはできないのです。こういったことは、ずいぶん前から指摘されています。
システムの巨大さに伴い、何らかの不良が出る可能性があります。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

話の窓難波先生の思い出 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。